これから入学を控えた発達凸凹キッズのママさん、パパさんお子さんの登下校…心配ではありませんか?
先生や保護者のいない登校班でいけるの?
GPSをつけようかなあ?
みんなに迷惑をかけてしまうのでは?
いくら高学年のお兄さん、お姉さんがしっかりしていても、発達障害キッズの第一関門ですよね。この登下校問題…私の心配見事に的中しちゃいました…。私の子育ての重労働の一つになっていまます(笑)
この記事では、発達障害キッズさんが安心してひとりで登校できるようになる答えやヒントを提示することは残念ながらできません。ごめんなさい…。
この記事では、実際に登下校についてどのような壁が待ち構えているのか?それによって親はどのような働き方や工夫をしなければならないのかを覚悟を持って頂く為にも事実をお知らせしたいと思います。
この記事を読み終えると、発達障害キッズの登下校問題の可視化やこれから入学するお子さんへ心構えができると思います。
まさに悩んでいるママさん、パパさんっ!らっくんははも毎日40の体に鞭打って、頑張っていますよ!一緒に頑張りましょう!どうぞ、笑って頂けます(笑)
どうか、一人で悩まないでくださいね!うちだけじゃないと安心してくださいね…ハハっ
登校班の打ち合わせ ご近所に発達凸凹をどこまで伝える?
ちょうど一年前、ご近所の先輩ママさんから登校班と子供会のグループLINEの招待が来ました。
らっくんははは、いよいよこの時期が来てしまったっと生まれたばかりのりっちゃんのお世話をしていました。また、らっくんの卒園式の心配ごとも頭の中で、かなりのウエートを占めていました。
らっくんはははひとまず、ご近所トラブル防止のために
子供会の役員さんと登校班の班長さんのご家庭には、気を使われないように重たくならない表現で発達障害児であること。何か問題行動があれば遠慮なく言って頂くように事前にお伝えさせて頂きました。
ASDやADHDと伝えてもわからないですし、あまり詳しくない方に専門用語を使ってもモンスターペアレントかもと警戒されてもいけません(笑)
伝え方は
・発達障害があること
・人に興味がなく空気が読めず、自分の世界に集中してしまうこと
・集団行動が出来ず、一斉指示が通らないこと
・今のところ、他害などの暴力行為はないので安心して頂くこと
・問題行動でクレームが出れば遠慮なく言って頂くこと
なるべく、専門用語を用いず、言葉を選んでわかりますく伝えました。
大丈夫ですよ。
助け合えるところは助け合って協力しましょう!
皆さんよい方なので、またいつでも言ってくださいね。
と言って頂けました。
ホッとしました。ひとまずよかった…。
その後に行われた顔合わせもコロナ禍で外で行われたこともあり、他のお子さんもガヤガヤしておりらっくんが悪目立ちすこともなく無事に終えることが出来ました。
ドキドキ初登校のらっくん 集団登校スタート
保育園が大嫌いだったらっくんにとって、保育園に行かなくてといこよいこと。学校では好きな数字の計算の授業があること。体操服を着なくてよいことが重なり、学校は楽しみなところになってました。
支援級に在籍のらっくんは、支援級の顔合わせ会と入学式前日にリハーサルをして頂き、見通しを立てる合理的配慮のおかげで登校初日はワクワクが勝っていました。
らっくんははの方が皆さんに迷惑をかけないか、不安でドキドキ
集合場所についたらっくん挨拶もせず、副班長の4年生の男の子に
253+253は?
いきなり、挨拶なしで生意気な小1登場!
いろんな意味で固まる男の子…
506
次々、計算問題を出すらっくん…
「そんなん、わからんし。なんだ?こいつ、小学一年じゃねえ…」と言っていました。
コミュニケーションは一方的で、空気が読めない💦
時々、待機中に寝転んで軽い癇癪を起し、みんなと一緒に出発できない日もありましたが、班を班長さんやメンバーが遊んだことのある顔なじみの子の中に入れてもらったおかげで4月は集団登校でい登校してくれていました。
徐々に問題行動が出始める…
らっくんの機嫌がよくないときは、らっくんははもベビーカーを押して途中まで一緒に登校していました。
そのとき、他の近所の子にらっくんの様子について聞き取りをしていました。
列からはみ出てるよ。
注意しても歩道じゃなく車道を言ってるよ。
高架下の大きな県道の横断歩道を旗のおじさんの静止を振り切って走ってるよ。
2班なのに1班の前に来る。
みんなで注意しても戻らない。
出てくる出てくる。みんなからの不満の声…
ごめんね…
おばちゃんからも注意しておくね
まあ、注意して聞く子じゃありませんが…
日々問題行動はあるようですが、集合時間に行けれてみんなと登校できているので、登校についてはひとまず静観していました。
ご近所のご家庭から恐れていた苦情の声が…
5月下旬のことです。
子供会の役員さんのママさんより、「こんなLINEが来たけど…どうしよう…」と
らっくんは2班さんの最後から2番目の位置に配置してもらっていました。お世話好きな3年男の子と副班長さんにサンドしてもらう配置。
しかし、その頃のらっくんはみんなの中で一番に校門に入りたいというこだわりが強く出ていたようです。
LINEの送り主は1班さんの班長の女の子のママさんでした。
らっくんが、2班を抜け、列をはみ出して1班の班長さんの後ろに来る。おかげでみんなの列も乱れて困っている。みんなで注意しても戻らない。1班班長の娘がもう限界と言っている。らっくんを2班で行かせてほしい。らっくんははと話がしたい。
もう少し長い文章でしたが、こんな感じの内容でした。
恐れていたことが早速起こりました…。はやいよらっくん…。
役員さんは「列が乱れるのはらっくんだけじゃないと思うけど…」とフォローをしてくれましたが、はっきりと私と話がしたいと書いてありました。
まあ、特性を理解している親の私でもストレスたまるのに、ましてやらっくんの特性を知らない5年生の女の子には、あの暴れ馬をコントロールするのは無理です。
直接、そのご家庭と話しても何の解決にもならないと思いました。なぜなら、指示が通らない。人にコントロールされたり、自分の好きなように動けなくなる。自分の思いが通らないともっと癇癪を起してみんなの登校が中断するからです。
悩みましたよ…。班長の女の子にも申し訳なかったなあ…。
その役員さんとは仲が良かったので、登校班のグループLINEに注意喚起を流してくださいお願いしました。同時に1班の班長さんのママさんにはうちの子の発達障害を説明してもらってもいいと…。そしてそのグループLINEでらっくんははがみなさんに謝罪させていただくと…。
登校班についてですが、列が乱れたり、違う班に行ったり、一列にならなかったり、白線や歩道をはみ出してしまうお子さんがいらっしゃるようです。
危ない行為なので、今一度お子さんにお声掛けをしてもらえたらと思います。
このような注意喚起をして頂いた後に、らっくんはははこうコメントしました。
ご迷惑をかけてすみません。
らっくんの機嫌がよくないときに、付き添いで一緒に登校した際、みんなからうちの子の様子は少し教えてもらっていました。
交通ルールやみんなが気持ちよくできるマナーについて親子で話し合いをしておりますが、なかなか守ることができないみたいでご迷惑をかけております。
発達に凸凹があり、同年代のお子さんより社会性に乏しい部分があります。
改めて親子で話をしました。試験的ですが、決められた班の列から外れるなどお兄さん、お姉さんが見て危険な行為をしたらイエローカード。本人に決めさせた回数がたまると集団登校でなく、親子で登校すると約束させました。
回数がたまらなくとも、目に余る行為やご迷惑をかけることがあれば個別で登校させますので遠慮なく言ってください。長文失礼しました。
これで解決できるとは思いませんでしたが、らっくんははと直接話をしたいと言ったご家庭には誠意が伝わるかなあと思いました。
支援級担任の先生とドクターに相談
担任の先生にも相談させて頂きました。
ASDのお子さんに集団登校は大変難しい問題です。
大人の目がないところでは特にそうです。
イエローカードの判定を小学生に任せるのも難しいと思います。
ですよね…。先生。
いずれは親子登校しないと思っていました、でも早すぎる(笑)
イエローカードはらっくんへの見せしめでなく、他のみんなや親御さんに誠意を伝えるための手段でした。
数日して、受診日だったのでドクターにも相談しました。
登校中危険行為がある時点で、投薬治療の対象になります。
投薬はいかがですか?
先生、投薬はまだ体も小さいですし、私が困っているから飲ますのでなく、本人がつらくて困っているときに飲ませたいです。本人の意思を尊重したいです。もう少し検討させて下さい。
そうですか…。わかりました。
ただ、今のらっくんは当面親子で別登校してください。
ドクターからの説明は…
学校という新しい環境。妹が生まれ家族が増えた環境。
環境変化についていけず、情緒不安定状態。
今は声かけなどのソーシャルスキルは入らず、逆にストレスになる。
ストレス軽減の為に当面は親子で個別登校のドクター指示がでました。
次の日から、親子登校が始まります。と言っても、らっくんちちは6時半には出勤するので、りっちゃんもベビーカーで連れて3人登校がスタートしました。
親子3人、ドタバタ親子登校スタート
集団登校は7時25分に出発します。親子登校は、その時間を外さないとバッティングしてしまいます。
りっちゃんもいるので車送迎をしてもよかったのですが、らっくんは同時に体操服を着ない。体育をしないというこだわりが並行してありました。下校は放課後デイサービスの送迎車です。
一番体を動かしてほしい時に全く運動をしていなかったので、せめて登校は徒歩でさせたかったのです。
りっちゃんのお散歩とらっくんははのダイエットも兼ねていました。
らっくんには7時15分に出発したらマイナス1班さん、町内の集団登校が出発してからだと3班さんと言って、らっくんに毎日選ばせていました。
まずは、りっちゃんのミルクをつくってベビーカーにセット。りっちゃんをベビーカーに乗せます。
らっくんはマイペース…。
親子登校の問題行動
らっくんの人より早く学校に到着したいというこだわりは親子登校になっても継続していました。
違う町内の登校班にベビーカーとらっくんが抜かされると、
おい、ぬかすなっ!!
と言って大声や奇声をあげ走って、抜かし返します。
それは高学年や見たことのない児童さんにもおかないなし…。向かうところ敵なし状態に見えますが、自ら敵をつくっている状態でした。
また、地域の民生委員の方があいさつ当番をしているのですが、
おはようございませんっ!
と言ってしまいます。その方には、発達障害児である旨は伝えていました。
高架下の大きな横断歩道には地域の方が交通安全の旗当番をして下さっていますが、点滅信号をわざと走って渡ります。
らっくんははと地域の方の制止を振りきって
親の顔が見てみたい…。って横にいますよ。らっくんはは…。毎朝色んな方に謝っています。
トラブルが起きやすいのでいつも携帯を持って遅刻しそうであれば学校に連絡を入れて登校をしていました。
らっくんの強敵ライバル現る
マイナス1班さんで行きたいこだわりが強い時期がありました。7時15分に出発コースです。すると7時40分前に学校に到着します。
7時40分に玄関が開くので、玄関の開錠を待つのがらっくんのステイタスで優越感でした。
ある日を境に通学路の途中から、1年生と思しき男の子が現れるようになりました。どこかの町内の子だと思いますが、一人で登校しています。
らっくんとその子はお互い見つけるとすさまじい小競り合いが始まります。
らっくんははとりっちゃんのベビーカーなんて追いつきません。私の声も聞こえていません。
お互いが抜いたり抜かされたり…。お互いのランドセルを引っ張って妨害する。
歩道からはみ出して抜かす。人のおうちの駐車場に入ってショートカットしたり、横断歩道の目視なんてしません。
あの子はどこの町内かなあ。登校班から抜けてるの?親御さんは知っているのかなあ…?
そんな日が続きました。
毎日危険なので、らっくんに提案しました。
あの子に抜かされたくないでしょ?
7時10分に出発したら、らっくんが一番に登校できるよ。
らっくんの一番になりたい。負けたくないというこだわりを利用して7時10分登校作戦を始めました。
数日、平和な日々が続きましたが束の間。
あの子に早く出発しているのがバレました(笑)
ぼくが一番だと思ったのに!
とらっくんの次に悔しそうに学校にやってきました。
いつもごぜり合っているので、気がつきませんでしたが、らっくんの通級の同じクラスの男の子でした。
言ってよ。らっくん。同じクラスの子じゃん。その子もきっと一番が大好きなお子さん見たいです。
そして登校しぶりが始まる…
らっくんは運動会、発表会が苦手です。
はい、かなり…。
あまりにも発表会練習が嫌すぎて、本格的に登校しぶりがスタートします。
登校しぶりバージョンは長編となるのでまた違う記事でご紹介しますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?発達障害キッズの登校の乱。想像できましたか?これでもかなり簡略化して書きました。
発達障害児にとって集団登校は特別支援の専門の先生もドクターもハードルかなり高いとのご意見でした。
GPSをつけようかと思いましたがらっくんには必要ありませんでした。一人で登校できないから(笑)意味がない…。
集団登校をする際には、ご近所さんに簡単に事前にご説明して、ご理解して頂いた方がご近所のご家庭とのトラブルを回避できます。
今回は有益な解決する方法がご紹介できずすみません。これが、発達障害キッズの登校の一例です。誰かよい支援方法を教えてください。
近いうちに登校しぶり編の記事をアップしますね。らっくんははの朝の重労働をご紹介します(笑)
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